鍋料理や雑煮で重宝 セリ収穫最盛期 福島県の相馬地方
腰まで水に漬かり、セリの収穫に励む遠藤さん
2022/12/22 17:30
鍋料理や正月の雑煮の具材に重宝されるセリの収穫が福島県の相馬地方で最盛期を迎えている。
相馬市石上の生産農家遠藤明朗(なおあき)さん(53)は、緑色に覆われたセリ田に腰まで漬かり、手際よく摘み取っていた。今年は歯応えのある太い茎のセリが育っているという。
摘み取ったセリは家族や知人に手伝ってもらいながら水洗いして1束100㌘にまとめ、JAふくしま未来を通じて県内と北海道の市場に出荷される。相馬市尾浜にある農産物直売所「ふれあい旬のひろば」でも販売している。
冬の収獲は1月末まで続く。3月中旬からは春セリとして作業を再開する。