福島第1原発3号機、高線量機器の取り出し開始 東京電力 1~4号機で初めて

 

2023/03/08 10:13

 

 東京電力は7日、福島第1原発3号機の使用済み核燃料プールに残る制御棒など高線量機器の取り出しを始めた。初日は制御棒をつり上げる作業を実施した。高線量機器の取り出しは事故を起こした1~4号機で初めてで、2025(令和7)年度に作業を終える計画。

 プール内には放射線の影響を受けた制御棒や中性子検出器、水中ポンプ、燃料ラックなどが残っている。使用済み核燃料の取り出しと同様に、遠隔操作のクレーンを使って搬出する。核燃料取り出しに使った容器を用い、1~4号機の南側にある建屋や固体廃棄物貯蔵庫に輸送して保管する。

 3号機にあった使用済み核燃料566体の取り出しは既に完了している。

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