発酵食品の魅力を広めるため活動する栗原さん（右）

2023/05/30 16:00

　発酵食ソムリエとして活動する福島県いわき市の栗原麻美さんは今春、「ふくしま発酵調味料食文化研究会」を発足させた。研究会初の活動となるワークショップを２４日、いわき市勿来町の交流スペース勿来（なっくる）内にある発酵食カフェ「ＫＮＵＣＫＬＥＳＣＡＦＥ」で開いた。

　栗原さんは、発酵文化を観光資源として活用する県の取り組み「ふくしま発酵ツーリズム」の推進に向けたガイド役「美を醸すふくしまナビゲーター」に認定されている。カフェを拠点に発酵食品の普及促進により力を入れたいとして、研究会を立ち上げた。

　初のワークショップには市内外から主婦ら１０人が参加した。栗原さんが発酵調味料の使い方や効果的な取り方などを丁寧に説明した後、醤（ひしお）こうじや米こうじなどを使った発酵調味料作りに挑戦した。

　研究会では、今後も定期的にワークショップを開くなど活動の幅を広げていく。栗原さんは「より多くの人に魅力を知ってもらい、発酵食品が好まれるよう力を尽くしていきたい」と熱い思いを抱いている。