すし似のアイツ…ホソウオノシラミだった アクアマリンふくしま
現在展示されているホソウオノシラミ(アクアマリンふくしま提供)
2023/08/17 09:18
福島県いわき市のアクアマリンふくしまは「すしに似ている」と話題を呼んだ展示生物がグソクムシ科ウオノシラミ属の「ホソウオノシラミ」だったと発表した。
アクアマリンのホソウオノシラミは2021(令和3)年7月、「ウオノシラミ属の一種」として展示が始まった。交流サイト(SNS)などで情報発信したところ「すしに似ている」などと話題を呼び、一躍人気者に。今年3月の展示終了後に死んだことを受け、各分野の専門家とともに研究し、メスのホソウオノシラミだと結論づけた。
アクアマリンは種の判明を受け、現在展示中の同種とみられる1体(昨年6月採集)について、ホソウオノシラミと表示した。研究に当たった専門家の論文をポスターで紹介し、かつて展示したホソウオノシラミの標本も特別展示している。担当者は「ウオノシラミ属の生態解明の一助にしていきたい」としている。