災害発生時の備えに理解深める 福島県双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館で開館3周年イベント
長期保存できるパンや、温めなくても食べられるカレーなどの非常食を試食する来館者
2023/09/25 19:07
東日本大震災・原子力災害伝承館の開館3周年イベント「ふくしま防災・伝承パーク」は24日、福島県双葉町の同館で開かれ、来館者が災害発生時の備えに理解を深めた。
防災を学ぶ「防災広場」が設けられた。親子連れらが長期保存できるパンや、温めなくても食べられるカレーなどの非常食を試食した。防災グッズ作りでは、保温効果があり、避難所などで活用できる「新聞紙スリッパ」を作成した。
地図に段ボールを重ね、伝承館周辺の地形を立体的に表現するジオラマ作りも実施した。完成後、津波や土砂災害が想定される場所に付箋を貼り、災害発生時の行動を考えた。
県内の観光・県産品PRコーナーや、震災の伝承施設紹介コーナーもあり、来場者でにぎわった。