富岡地区防犯指導隊川内分隊が12年7カ月ぶりに活動再開 福島県川内村 安全と安心を守る決意新た
村の安心と安全を守る決意を新たにする河原さん(前列右から3人目)ら
2023/10/12 10:10
YO―TASHIで啓発活動を繰り広げる隊員ら
東京電力福島第1原発事故に伴う避難で休止していた富岡地区防犯指導隊川内分隊は11日、12年7カ月ぶりに活動を再開した。同日、福島県川内村役場で委嘱状交付式が行われた。6人が委嘱を受け、村の安心と安全を守る決意を新たにした。
6人は隊長の河原敏郎さん(65)、佐久間正行さん(73)、三瓶二郎さん(64)、大和田利則さん(61)、西山武志さん(49)、渡辺仁さん(51)。双葉署と連携して村内でのパトロールなどを展開する。
隊員とその補助者計11人が交付式に出席した。富岡地区防犯協会連合会副会長の遠藤雄幸川内村長が隊員一人一人に委嘱状を、佐藤裕治双葉署長が河原さんに青色回転灯車(青パト)の証明書を手渡した。河原さんは「窃盗などによる被害を村からなくすため、警察と密に連携して活動に取り組む」と意気込んだ。
村役場で出動式を行った後、村内の複合商業施設「YO―TASHI」で広報啓発キャンペーンを繰り広げ、村民に防犯を呼び掛けた。
富岡地区防犯指導隊で再開した分隊は広野、大熊に続いて3例目。