福島県南相馬市「闇バイト」強盗事件 実行犯2人に懲役7年、1人に懲役6年判決 福島地裁
2023/10/26 09:47
報酬と引き換えに犯罪行為に加担する「闇バイト」が関わった福島県南相馬市の住宅強盗事件で、実行犯とされ強盗傷害罪などに問われた男3人の裁判員裁判の判決公判は25日、福島地裁で開かれた。三浦隆昭裁判長は「組織性や計画性が高く、刑事責任は同種事案の中でも相当に重い」とし、東京都多摩市、とび職の男(21)と札幌市、とび職の男(23)に懲役7年(求刑懲役8年)、東京都八王子市、無職の男(20)に懲役6年(同7年)を言い渡した。
判決によると、3人は氏名不詳者らと共謀し、2月26日午後3時20分ごろ~同35分ごろまでの間、南相馬市原町区大原字舘沼の民家に侵入。住人男性=当時(77)=の頭部をパイプレンチで殴るなどして骨折を負わせ、現金約8万3千円とネックレス1本を奪った。
3人の弁護人は、控訴するかどうかについていずれも「被告と相談する」などとしている。