地域の魅力アップ、復興へのアイデア発表 双葉郡8町村の児童生徒「ふるさと創造学」
学習の成果を発表する生徒
2023/12/03 09:47
東京電力福島第1原発事故で被災した福島県双葉郡8町村の児童生徒が古里の歴史や伝統文化などを学ぶ「ふるさと創造学」の成果発表会「第10回双葉郡ふるさと創造学サミット」は2日、広野町のふたば未来学園中・高で開かれ、児童生徒が地域の魅力アップや復興に向けたアイデアを発表した。
県双葉郡教育復興ビジョン推進協議会の主催。郡内の小中学校、高校から約710人が参加した。
各校の児童生徒は、ふるさと創造学の授業で取り組んだインタビューなどの成果を発表した。ふたば未来学園中の生徒は、川内村で収穫されたワイン用のブドウを染め物に生かす取り組みなどを説明した。楢葉町の楢葉小の児童は町産のユズを使用した料理のPR動画を紹介した。
発表を終えた児童は「古里の魅力や話題を見つけるきっかけになった」などと感想を述べた。