「請戸もの」のおいしさ発信 福島県浪江町が道の駅で初のイベント

 

「おさかな水族館」で魚に触れる子どもたち

 

2023/12/17 09:21

 

 福島県浪江町は16日、町内の道の駅なみえで「請戸ものまつり」を催し、請戸漁港で水揚げされた海産物の魅力をPRした。地元の海の幸のおいしさや安全性を発信しようと初めて企画した。町は今後も「請戸もの」を広く伝える取り組みに力を入れる。

 会場に特設ステージを設け、お魚料理教室を開いた。元水産庁職員の上田勝彦さんが請戸産のヒラメやホッキ貝などを使って調理し、自慢の料理を振る舞った。町内の柴栄水産は、魚や貝に触れることができる「おさかな水族館」を設置。子どもたちがタイやアナゴ、タコなどを実際に触り、歓声を上げていた。

 相馬双葉漁協請戸地区はシラスを使った卵とじを無料配布し、来場者が地元の味に舌鼓を打った。

 ホッキ貝の殻への絵付け体験も繰り広げ、特別メニューを提供するキッチンカーも並んだ。

 吉田栄光町長はイベントで、「請戸もののおいしさを引き続き発信し、漁師の皆さんの力になっていきたい」とあいさつした。町は今後もイベントやスタンプラリーなどを通じて地元海産物をPRし、消費拡大を後押しする。

 

関連記事

ページ上部へ戻る