福島県広野町産ミカン、おいしいジュースに 町振興公社が販売、今年は500ミリリットル入り594本 町長に完成報告
遠藤町長(右)にジュースの完成を報告する中津社長
2024/01/25 09:41
福島県広野町特産のミカンを使ったジュースが完成した。24日、販売元の町振興公社の中津弘文社長が町役場を訪れ、遠藤智町長に完成を報告した。
町では東日本大震災と東京電力福島第1原発事故後、風評被害の払拭を目的に、2015(平成27)年度から町産のミカンを使ったジュースなどが販売されている。今年は500ミリリットル入りを594本作った。
ジュースには2023(令和5)年に収穫したミカンを使った。町によると、例年よりも1・2倍ほど多い500キロが収穫され、より濃密な味わいに仕上がったという。
ラベルも一新した。町のシンボルである五社山と高倉山を表す三角形を重ね、一部をオレンジ色にすることで町内の「みかんの丘」を表現した。
中津社長は「町のPRに加え、農業振興につながれば」と話した。遠藤町長は「町民をはじめ、町に来た人々に味わってもらいたい」と期待を込めた。
ジュースは町内にある二ツ沼総合公園の直売所とフラワーパークで販売している。価格は500ミリリットルで1080円(税込み)。