「野馬追の里ほほえみエール」完成 福島県南相馬市産大豆のクラフトビール 都内で披露式

 

新しいビールで乾杯する(右から)川本、太田、門馬、佐藤、大屋の各氏

 

2024/04/10 09:24

 

 福島県南相馬市産の大豆を使ったクラフトビール「野馬追の里ほほえみエール」が完成し、9日に東京都のよい仕事おこしプラザで披露式が行われた。都内のレストラン兼ビール醸造所「羽田スカイブルーイング」で販売が始まり、5月25日から南相馬市などで行われる相馬野馬追でも販売される。

 あぶくま信用金庫(本部・南相馬市)の協力、全国の信用金庫でつくる「よい仕事おこしネットワーク」の仲介で大鵬(東京都)が製造した。大豆は県の奨励品種「里のほほえみ」を使用。大豆と麦芽を合わせ、香ばしく、ふくよかな味わいに仕上がった。

 披露式では、大豆を提供した泉ニューワールド(南相馬市)の佐藤哲也社長が「全国の人に相馬野馬追に来てもらい、新しいビールを味わってほしい」と思いを語った。門馬和夫市長、あぶくま信用金庫の太田福裕理事長、よい仕事おこしネットワークの事務局を務める城南信用金庫(東京都)の川本恭治理事長、大鵬の大屋幸子社長もあいさつした。出席した関係者は完成したばかりのビールで乾杯し、地域を盛り上げる新たな産品の誕生を祝った。

 ビールは330ミリリットル入りで880円(税込み)。売り上げの一部は南相馬市に寄付される予定。

 

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