就職活動への意識高める 福島高専で学生と企業対象のインターンシップマッチング 福島県いわき市
インターンシップマッチングで企業の担当者から説明を受ける福島高専の学生
2024/04/15 15:20
福島県いわき市の福島高専で13日、学生と企業を対象にしたインターンシップマッチングが開かれた。学生が企業の担当者からインターンシップの受け入れなどについて説明を受け、就職活動への意識を高めた。
福島高専は企業での学生のインターンシップを必修科目や選択科目で単位として認めている。学生は、8月のお盆明けから9月にかけて希望する企業でインターンシップに取り組む。マッチングは、インターンシップ時のミスマッチを減らすのが狙いで今年で3年目。学生は本科の4年生と専攻科の1年生の合わせて185人、企業は県内外から建設業や製造業、エネルギー関係など多様な業種の48社が参加した。
企業ごとにブースが設けられ、企業側の担当者が学生に業務内容やインターンシップの概要などについて説明し、質疑応答もあった。学生は1社につき20分程度説明を受け、計4社を回った。福島高専の卒業生が就職している企業や、これまでに学生をインターンシップで受け入れてきた企業もあった。
マッチングの結果などを踏まえ、学生は受け入れ先の企業にインターンシップを申し込む。担当の菊地卓郎都市システム工学科長・教授・地域環境テクノセンター長は「マッチングは、学生、企業がインターンシップへのお互いの考え方を知る機会になり、双方にメリットがある」と話している。