相馬野馬追 甲冑競馬、神旗争奪戦 迫力あふれる戦国絵巻 福島県南相馬市

 

甲冑競馬で旗指物をなびかせ、疾走する騎馬武者

 

2024/05/27 09:10

 

 国重要無形民俗文化財「相馬野馬追」は2日目の26日、本祭りを迎え、メイン会場の福島県南相馬市原町区の雲雀ケ原祭場地で甲冑(かっちゅう)競馬や神旗争奪戦を繰り広げた。執行委員会が発表した推計によると、雲雀ケ原祭場地に約3万3千人、沿道に約4万人の計7万3千人の観客が訪れた。昨年に比べ約7千人増加した。暑さ対策で時期を2カ月前倒しした効果とみられる。前日から気温は上がったが、すがすがしい初夏の風を浴びて疾走する騎馬武者が満場の観客を沸かせた。

 螺役(かいやく)、一般騎馬51人が甲冑競馬を7レース行った。白鉢巻きに鎧(よろい)姿の騎馬武者が、旗指物を風になびかせて砂煙を上げながら走路を駆け抜けた。1レースごとに大きな歓声が上がり、力走した人馬をたたえた。

 神旗争奪戦には約200騎が出場。花火で打ち上げられた青(相馬中村神社)、赤(相馬太田神社)、黄(相馬小高神社)の3色の御神旗計31本を激しく奪い合った。御神旗を手にした騎馬武者は観客から万雷の拍手を受けながら、本陣山を駆け上がった。

 出陣した388騎が東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興や地域の安寧と発展を祈り、5月に開催する新たな相馬野馬追を歴史に刻んだ。

 

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