東京五輪「復興ありがとうホストタウン」が縁 福島県楢葉町とギリシャ・オリンピア市の子どもたちが交流へ
舞を説明する映像を撮る児童生徒ら
2024/06/24 15:00
東京五輪の聖火でつながった福島県楢葉町とギリシャのオリンピア市の子どもたちとの交流が始まる。町の児童生徒は、日本や町の文化や町の現状を伝えようと映像制作に取り組んでいる。
町地域学校協働センターのプログラムの一環。楢葉小・中の児童生徒約20人が町の「大滝神社の浜下り」で披露される浦安の舞を舞ったり、太鼓を演奏したりしながら振り付けを説明した。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故に伴う避難から町の復興が進む過程をパネルなどで紹介した。
撮影した動画は10分ほどに編集して、オリンピア市の学校に送る。今後もオンラインなどで文化や暮らしについて交流を深める。
町は東京五輪でギリシャの「復興ありがとうホストタウン」となった。聖火リレーの国内での出発地となったことから採火地であるオリンピア市との交流が始まり、昨年11月に産業や教育、文化の交流に関する覚書を締結している。