東京デフリンピックまで1年 福島県のJヴィレッジでサッカー体験 元なでしこ岩渕真奈さん招く

 

デフサッカーの面白さなどを語り合う、元サッカー女子日本代表の岩渕真奈さん(右から3人目)ら

 

2024/11/18 10:57

 

サッカー教室で子どもたちと一緒にプレーする岩渕さん(右)

 

 Jヴィレッジ(福島県楢葉・広野町)がサッカー競技の会場となる東京2025デフリンピックの開幕まで1年を切った17日、県は記念イベント「デフスポふくしま」をJヴィレッジで催した。元サッカー女子日本代表の岩渕真奈さんを招いたサッカー教室や聴覚障害者のサッカー「デフサッカー」の体験などを繰り広げ、大会に向けた機運を盛り上げた。

 デフリンピックは聴覚障害者のスポーツの祭典で、東京大会には約80カ国・地域の選手が集う。来年11月15日から26日まで21競技を繰り広げる。 サッカー教室には約60人の小中学生が参加した。岩渕さんと一緒に声を出すのを制限してデフサッカーを楽しんだ。

 トークイベントもあり、岩渕さんとデフフットサル女子日本代表主将の岩渕亜依さん、手話通訳士の保科隼希さん(福島市出身)、県文化スポーツ局の市村尊広局長が手話やデフサッカーの魅力を語り合った。岩渕真奈さんは「静寂の中で伝わる情熱や迫力を感じてほしい」と話した。

 

関連記事

ページ上部へ戻る