環状交差点導入へ町民や事業者らから意見募る 福島県富岡町夜の森で実証実験 双葉署

夜の森地区の信号機のない五差路交差点で行われた実証実験
2025/02/20 15:57
福島県の双葉署は18日、富岡町夜の森南2丁目の五差路交差点でラウンドアバウト(環状交差点)の実証実験を行った。町民や事業者が実験に協力して走りやすさなどを調査した。
ラウンドアバウトは円形の一方通行の交差点。左折で流入し、時計回りに進む。県内ではいわき市、新地町の2カ所にある。実証現場は交差点が広く、誤認識を防ぐため信号機がない。震災前は年間5件ほど事故が発生したという。
実証では看板やコーンを使ってラウンドアバウトを仮設し有効性を確かめた。通過車両のほか、住民や事業者ら約20人が参加して乗用車やバス、大型ダンプで走行して意見を募った。
「早く設置してほしい」「入りにくい」など多様な意見があった。署は調査結果を受けて道路管理者の県や町に導入を働きかけ、帰還が進む夜の森地区の安全安心な交通環境づくりにつなげたい考え。
佐久間正和署長は「優先順位のわかりにくい交差点での有効性を確かめられた。桜並木の中で地域のランドマークにもなる」と期待を寄せた。