ワイナリー4月6日プレオープン にぎわい創出へ、ボランティアが芝植え 福島県富岡町

オープンに向けて芝を植える作業を進めたとみおかワイナリー
2025/03/24 10:32
ワイン醸造会社「ふたばラレス」が福島県富岡町沿岸部に整備を進める「とみおかワイナリー」は4月6日に竣工式を行い、レストランやショップをプレオープンする。5月17日に施設全体をグランドオープンする予定。完成を控えた22、23の両日、ボランティアらが施設周辺に芝を植え、町の新たなにぎわい創出の拠点になるよう願いを込めた。
ワイナリーは木造2階建て。東日本大震災の津波で流失した遠藤秀文社長の自宅跡地に建築する。醸造所や貯蔵庫を備える。ショップではワインを初めて一般販売し、レストランでは地元食材とワインのマリアージュを楽しめる。被災しながら残った蔵を震災伝承スペースに活用する。
ボランティア作業には2日間で約180人が参加し、約3千平方メートルに芝を植えた。イベントなどに活用する多目的広場「ワインガーデン」となる。
町民有志で2016(平成28)年からブドウの栽培を始め、一般社団法人とみおかワインドメーヌ、ふたばラレスを設立し規模を広げてきた。ブドウ約1万2千本が植えられた畑がワイナリーを囲む。かわうちワイナリー(川内村)で委託醸造してきたワイン造りは今秋から、とみおかワイナリーで行う予定だ。遠藤社長は多くの協力で環境が整うことに感謝しながら「日本一、駅や海から近いワイナリーになる。町の復興再生を皆さんに感じてほしい」と願いを込めた。