障害者のアート作品の魅力発信 ギャラリー「はなのころBASE」開設 NPO法人はなのころ(福島県いわき市)

多彩なアート作品が並ぶ館内
2025/04/09 15:49

テープカットする西山理事長(前列右から3人目)ら
福島県いわき市のNPO法人はなのころは障害者のアート作品の魅力を発信し、地域との交流を図る拠点「はなのころBASE」を市内平三倉に開設した。6日、開所式が現地で行われ、関係者がギャラリーの完成を祝った。
法人は2020(令和2)年春に発足した。障害者アートの街中展示やレンタル事業、グッズ販売を手掛けている。障害者が創作活動を通じて社会とつながり、生きがいや喜びを抱いてもらう活動に取り組んできた。
はなのころBASEでは、作品展示の他、アパレル用品や小物などを販売する。収益は報酬として制作者に還元される。月に一度のペースでイベントを開催し、地域住民との交流を深める。
開所式では、西山将弘理事長が「障害があっても素晴らしい作品を創作できるということをいろんな人に知ってもらいたい」とあいさつした。作家を代表し、つばさ(本名・鈴木理絵)さんが「障害者と社会の架け橋となる施設になってほしい」と期待した。出席者がテープカットした後、内覧会を開いた。
ギャラリーの住所はいわき市平三倉66の4の2久田ビル1階101。開館時間は平日午前10時から午後3時30分まで。不定休。問い合わせははなのころBASEへ。