フラガールOG集結 10月18日「復活きずな公演」 本番に向けレッスン開始 ハワイアンズ(福島県いわき市)

公演に向けてレッスンを開始したフラガールOG。中央手前はマルヒアさん
2025/05/21 10:17
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故発生直後、全国各地を巡回してフラで避難者らを元気付けたスパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)のフラガールが集結し、10月に舞台に臨む。20日、ハワイアンズ内の練習施設で秋の本番に向けたレッスンがスタートした。
ハワイアンズの創業60周年を記念した企画で、10月18日に「復活きずなキャラバン『フラガールOG公演』」を催す。当時リーダーを務めていたマルヒア由佳理さんら15人が出演を予定している。
レッスン初日は14人が参加し、常磐音楽舞踊学院最高顧問のカレイナニ早川さんが指導した。参加者は早川さんが新たに考案した振り付けを覚え、ステップや優美な手の動きを確認した。
マルヒアさんは「再び大勢の前で踊るチャンスを頂けてうれしい。感謝の思いを込めて踊りたい」と意気込んだ。早川さんは「14年前よりも踊りの覚えが早くなり、柔軟性が増した。みんな大人になったと思う」と目を細めた。
きずなキャラバンは、震災によりハワイアンズが休館した際、踊る場所を失ったフラガールが「復興のために役立ちたい」と願ってスタートした。2011(平成23)年5月から10月までの間、福島県をはじめとする全国26都道府県と韓国・ソウルを含む125カ所で計247回の公演を繰り広げた。