民報金ばれん完成 8日、福島県富岡町消防団に贈呈 町火消し・新門辰五郎の流れくむ「新門辰五郎型」

 

富岡町消防団に贈られる金ばれん

 

2025/06/04 10:20

 

 福島県下一の消防団をたたえる福島民報社の「民報金ばれん」が完成した。8日に福島市のパルセいいざかで開かれる第78回県消防大会で福島県富岡町消防団に贈られる。

 福島県二本松市にある橋本仏具彫刻店の6代目の橋本高秀(篤)さん(43)と兄で木彫刻師の和成さん(45)が4カ月かけて制作した。江戸時代後期の町火消し・新門辰五郎の流れをくむ「新門辰五郎型」で、高さ2・1メートル、重さ13キロ。金色の飾り玉の下に金箔で「優」の文字を描き、江戸町火消し「いろは四十八組」にちなみ、48本の牛革製ばれんが付いている。橋本高秀さんは「団員の士気向上につながればうれしい」と制作に込めた思いを語った。

 金ばれん表彰は消防団の士気高揚と地域の防災意識向上を目的に福島民報社が1953(昭和28)年から毎年行っている。

 

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