あぜりあ来館者15万人 坂田さん家族に特産品 福島県葛尾村の復興交流館

篠木村長(後列右)から15万人目の来館者の記念品を受けた坂田さん一家。後列左は松本副村長
2025/07/21 10:31
福島県の葛尾村復興交流館あぜりあの来館者が20日、15万人に達した。記念セレモニーが現地で行われ、関係者が東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興のシンボルとして誕生した施設の節目を喜んだ。
15万人目は東京都のパート従業員坂田敦子さん(40)、来[な]奈[な]美[み]ちゃん(5)、桃華ちゃん(3)の家族。葛尾への移住を検討し、村内の住宅や施設を巡っている途中であぜりあに立ち寄った。敦子さんは「15万人目と驚いた。葛尾は自然が豊かで建物もきれいで、とても魅力がある場所」と話した。
篠木弘村長が村のマスコットキャラクター「しみちゃん」のぬいぐるみ、凍み餅など村の特産品を手渡した。施設を運営する葛尾むらづくり公社代表理事の松本弘副村長が立ち会った。
あぜりあは村が整備し、2018(平成30)年6月、村役場近くに開所した。村の特産品を販売しているほか、盆踊りや自転車ロードレース「ツール・ド・かつらお」の会場として活用されている。