若者の力で活性化へ 浜通りにアイデア提言 福島県いわき市でサマーキャンプ

 

浜通りの活性化に向けたアイデアを発表する参加者

 

2025/08/24 11:02

 

 福島県内外の高校生と高専生、大学生が住民らと共に地域でできる取り組みを考える「F―REI STEAM Summer Camp」の成果発表会は22日、いわき市の福島高専で開かれた。参加者は浜通りの活性化に向けたアイデアを発表した。

 

 プログラムは19日から22日までの4日間行われ、14人が参加した。グループに分かれ、双葉郡など浜通り各地でフィールドワークを繰り広げた。福島高専の「磐陽テックガレージ」で構想を練った。発表会では空き地を活用したすごろくやサイクリングロードの設置、地域をPRするキャラクター開発などの案が出された。

 宇都宮大・福島高専コンソーシアムの主催。福島国際研究教育機構(F―REI、エフレイ)の委託を受けて実施した。科学、技術、工学、アート、数学の五つの分野を総合的に学ぶSTEAM教育のプログラム開発が目的。

 企画した一般社団法人未来の準備室(白河市)の青砥和希理事長は「地域課題の解決にはさまざまな分野の融合が必要。それを考える機会になった」と話した。

 

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