東京大と伝承館による共同研究フォーラム 学生が「被災地の産業や教育」テーマに研究成果を発表 福島県双葉町

研究の成果を発表する学生
2025/10/05 16:46
東京大と東日本大震災・原子力災害伝承館による共同研究フォーラムは4日、福島県双葉町産業交流センターで開かれた。東京大の活動プログラムに参加した学生が、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の被災地の産業や教育などをテーマにした研究成果を発表した。
プログラムは東京大を中心とした学生ら約20人が「帰還困難区域の『街づくり』を考える。」を主題として活動した。テーマごとに原発事故に伴う帰還困難区域が設定された富岡、大熊、双葉、浪江4町の自治体や事業者への聞き取り調査などを行い、地域発展につながるアイデアを考えた。東大大学院情報学環の開沼博准教授(伝承館上級研究員)らがアドバイザーを務めた。
産業をテーマにしたグループは、富岡、双葉両町の産業団地や産業拠点の現状を紹介。立地する企業の業種の違いを分析し、地域の未来像を考えた。