詐欺被害を未然に防止 ローソン南相馬小高店の野中店長に感謝状 プリペイド購入に不審感 福島県南相馬署

感謝状贈呈に臨んだ(左から)伊藤署長、野中店長、霜山オーナー
2025/11/27 17:30
成り済まし詐欺の被害を未然に防いだとして福島県南相馬市小高区のローソン南相馬小高店の野中正太店長は26日、南相馬署長感謝状を受けた。
13日に同店を訪れた80代の男性が、NTTに関する身に覚えのない料金を請求されたとして30万円分のプリペイドカードを購入しようとした。対応した野中店長が金額の多さを不審に感じ、詐欺の可能性があると判断して購入を思いとどまらせた。さらに男性の携帯電話にかかってきた国際電話番号からの通話を切断し、被害を防いだ。
贈呈式は南相馬署で行われた。伊藤英幸署長が野中さんに感謝状を手渡し「不審に気付き、声をかける勇気という二つの『気』が被害を食い止めた」とたたえた。
野中さんは「地域に根差したコンビニを目指しており、貢献できてよかった」と話している。オーナーの霜山貞二さんが同席し、「成り済まし詐欺はどこでも起こると日頃から各店舗に注意を促し、未然に防ぐよう呼びかけていることが役立った」と述べた。




