富岡町が解体工事中の富岡第二中学校の動画を公開

 

富岡町は、町の公式YouTubeに現在解体工事中の「富岡第二中学校」の内部と外部を撮影した動画を公開しました。
 尚、本動画、先日公開した「富岡第一小学校」、「富岡第二小学校」に続く動画となります。

(C)富岡町 画像をクリックすると動画をご覧いただけれます。

富岡町の公式YouTubeチャンネルによると、今回の動画制作プロジェクトは、解体工事が進む町内の小中学校を映像に残すことを目的に撮影されているとのことです。

今回、動画の舞台となった「富岡第二中学校」は、1980年に校舎が、1982年に体育館が建設され、約30年に渡って富岡町内の中学生に使用され続けてきました。しかしながら、2011年3月11日に発生した東日本大震災により、避難所となり、翌3月12日に発生した原発事故により校内への立ち入りが出来なくなるとともに、学びの場を提供する役割を終え、解体を静かに待つこととなりました。

公開された動画には、主人を失った教室、運動靴、震災以降発刊されることがなくなった学級新聞に加え、「富岡第二小学校」同様、担任から生徒に送られた「卒業おめでとう。全員合格。次は成人式で会いましょう」のメッセージが書かれた黒板も映し出されています。

また、震災直後に崩れた本棚の図書室、部活途中で震災に遭い、楽器をおいて避難した様子の音楽室、荷物を持たずに避難したため、教室に置かれた生徒の荷物など、当時から時が止まった映像も見られました。

(C)富岡町 画像をクリックすると動画をご覧いただけれます。

富岡第二中学校は、現在解体工事が進んでおり、内部に入ることはできませんが、映像を通して、当時の学び舎をご覧頂くことができます。また、震災後離れ離れになった友人、教師、学校関係者はいるものの、黒板に書かれた「成人式に会いましょう」の「成人式」を「お盆」や「年末」に変えて、当時の仲間、同じ学舎で学んだ仲間同士が場所を変えて会って頂ければと思います。

【ご視聴】

こちらからYouTubeに遷移しております。
是非、ご視聴ください。

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