「浜街道」歩いて実地検証 ロングトレイルルート整備進む

 

 県観光物産交流協会などは浜通りの観光振興に向けてロングトレイルルート「うつくしま浜街道」の整備を進めている。ルートの実地検証が十九、二十の両日に行われ、関係者が富岡町からいわき市まで歩いた。将来的に、青森県八戸市から相馬市までを結ぶ約千キロの「みちのく潮風トレイル」との接続を目指す。 

 検証には同協会や浜通り各市町村の職員ら約五十人が参加した。十九日は富岡町からJヴィレッジ(楢葉・広野町)まで約十七キロ、二十日はJヴィレッジからいわき市久之浜町まで約十五キロを歩いた。潮風トレイルを踏破した経験のあるタレントのなすびさんも参加した。 

 参加した県観光物産交流協会の高荒昌展理事長は「参加者から好評で、実際に歩いてみて新たな発見があったという声をもらった。すばらしいルートになるように取り組みたい」と語った。 

 二十日の検証後には、うつくしま蕎麦王国協議会から、打ちたてのそばのプレゼントがあった。参加者は菅野伸是会長や大千里義市あぶくま高原支部長から笑顔でそばを受け取っていた。 

 県観光物産交流協会などは今回の実地検証をトレイルルートづくりに生かし、環境省が設定している潮風トレイルの、いわき市までの延伸につなげる。

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