浪江の魅力歌に いくどはぁ☆なみぃ 発表会盛大に
浪江町教委は町の元気と魅力を発信するPRソング「いくどはぁ☆なみぃ」を完成させた。「浪江に行こう」との意味が込められている。発表会が七日、町地域スポーツセンターで開かれ、町出身・在住の若手女性二人が古里への熱い思いを込めて披露した。
町教委の委託で町内の児童生徒や高齢者らに運動と健康指導を行うNPO法人県スポーツマネジメント協会(本部・浪江町)の山田司代表が「誰もが前を向けるような、歌って踊れる曲を作りたい」と企画した。
南相馬市在住のシンガー・ソングライターnappo(ナッポ)さん(47)が作詞作曲の依頼を受け、避難者や帰還者、町内移住者ら約二十人と町について語り合った。津島など六地区の地名や自然、浜通りの方言「あいべー やいべー(一緒に行こう)」を歌詞に盛り込み、テンポの良い明るい曲に仕上げた。
二人の歌い手は、町内権現堂出身の歌手・松田怜子(さとこ)さん(32)=神奈川県に避難=と町内津島出身の町職員・及川里美さん(29)。ナッポさんから「歌声がきれい」と評価され、多数の応募者から歌手に選ばれた。発表会では笑顔でマイクを握り、振り付けを披露。アンコールを含め二度熱唱した。なみえ創成小中生や南相馬市の子ども約二十人がダンサーを務めた。
ナッポさんは「浪江を好きで、誇りに思う二人の気持ちが伝わってきた」とうなずいた。松田さんと及川さんは「古里の情景が浮かぶ曲。これを聴いて浪江を訪れてほしい」と願った。
動画投稿サイト「ユーチューブ」で「いくどはぁ☆なみぃ」と検索すると視聴できる。
■いくどはぁ☆なみぃ
はじめよう たったひとつの
トキメク街並みへ(浪江)
生まれ変わる
広い海の向こう側から
昇る朝日のグラデーション
伝えたいのさ この街に
重なり合う 温もりが奏でるストーリー
なみぃの風が好き
あいべー やいべー 津島に
ほほをなでる風 ふわり ふわり
なみぃの空が好き
あいべー やいべー 高瀬に
流れ行く恵の川よ
Love忘れないでいつも ほら
ここで待ってるから
変わらない リバーライン(桜並木)で
夢が目を覚まし広がってく
どこにもないような オリジナル
なぜか ここに集まってく
笑顔のシンパシー
なみぃの海が好き
あいべー やいべー 請戸に
波間の女神が ふわりふわり
なみぃの星が好き
あいべー やいべー 苅野に
夜空に降り注ぐ光
Love忘れないでいつも ほら
ここで待ってるから
あの日からずっと
あの日からずっと
つながる愛しき なみぃ
なみぃの山が好き
あいべー やいべー 大堀
すべてうまく行く
おまじない あげる
なみぃの街が好き
あいべー やいべー 幾世橋
懐かしい味 心和む
Love忘れないでいつも ほら
みんなが待ってる
みんなが呼んでる
ここで待ってるから