太田西ノ内病院クラスター118人に 福島県内1人死亡、10人感染 新型コロナ

 

 県は新型コロナウイルスに感染し、県内の医療機関に入院していた九十歳以上男性の死亡と、十人の新型コロナ感染が確認されたと八日、発表した。男性は六日に死亡し、十人の陽性は七日に判明した。県内の死者は累計八十二人、感染者は累計二千百五人となった。

 新規感染者十人には、クラスター(感染者集団)が発生した郡山市の太田西ノ内病院の職員四人と退院患者一人の計五人が含まれており、同病院のクラスターは計百十八人に拡大した。この他、クラスターが発生した二本松市の枡記念病院の職員一人と入院患者二人も含まれており、同病院のクラスターは計二十八人に膨らんだ。

 十人のうち感染経路不明は一人だった。七日現在の入院者は予定を含め二百六人で、県が確保している四百六十九床に対する使用率は43・9%(前日比1・5ポイント増)となった。

 県発表の十人の内訳は次の通り。

◆8日発表(7日判明分)
▼郡山市・2人=50代病院職員男性、70代会社員女性▼平田村・1人=30代病院職員男性▼須賀川市・2人=40代病院職員女性、20代病院職員女性▼田村市・1人=50代無職男性▼本宮市・2人=50代会社員男性、80代無職男性▼二本松市・2人=60代無職男性、60代病院職員女性

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