新型コロナウイルスの影響で一年延期された東京五輪聖火リレーの出発まで、十八日で一週間となった。二十五日にＪヴィレッジ（楢葉・広野町）をグランドスタートし、二十七日までの三日間、県内二十六市町村を巡り、全国につなげる。

　国内第一走者は延期前と変わらず二〇一一（平成二十三）年のサッカー女子ワールドカップ（Ｗ杯）で優勝した日本代表「なでしこジャパン」のメンバーが担う。当日の走者を最終調整している。Ｊヴィレッジでの出発式は無観客で実施する。 

　著名人を含め全ランナーは各走行日の前日、走行箇所の詳細は各走行区間のスタート三十分前に発表する。新型コロナウイルス感染防止策として、沿道での観客の密集を防ぐ狙いがある。