福島県内1人死亡、21人感染 新型コロナ

 

 福島県は新型コロナウイルス感染により県内の医療機関に入院していた八十代男性の死亡と、二十一人の新型コロナ感染が確認されたと四日、発表した。県内の死者は累計百十七人、感染者は累計二千六百四人となった。

 八十代男性は三日に死亡した。感染者二十一人は同日陽性が判明した。郡山市は三日、市内の事業所で従業員五人によるクラスター(感染者集団)が発生したと発表しており、県が四日に発表した二十一人には同事業所の従業員二人を含む。このためクラスターは七人に膨らんだ。

 県が確保している病床四百六十九床に対する使用率は49・3%(前日比3・4ポイント減)となった。

 感染者のうち七人は感染経路不明となっている。

 県発表の二十一人の内訳は次の通り。

 ◆4日発表(3日判明分)▼いわき市・5人=10代女子学生、20代男子学生、20代無職男性、40代男性、60代無職女性▼郡山市・5人=20代会社員男性、20代会社員女性、50代パート従業員女性、70代会社員女性、70代無職女性▼福島市・3人=30代会社員女性、50代公務員男性、80代無職男性▼二本松市・2人=10歳未満女性、30代会社員女性▼大玉村・2人=40代会社員男性、80代会社員男性▼相馬市・1人=60代無職女性▼須賀川市・1人=60代会社員男性▼伊達市・1人=40代会社員男性▼小野町・1人=60代会社員女性

■29人が退院 福島県内

 福島県内で新型コロナウイルスに感染した入院者二十九人が三日、県内の医療機関を退院した。県が四日、発表した。

 三日現在の入院者は、予定者と宿泊療養施設入所者、自宅療養者を含め二百六十九人で、このうち十人が重症となっている。

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