新たな遊び場で笑顔満開 南相馬・小高にNIKOパーク開所

 

 東京電力福島第一原発事故で全域が避難区域となった南相馬市小高区の屋内型子どもの遊び場「NIKO(にこ)パーク」は三日、開所した。初日から多くの子どもたちが利用し、元気な笑い声が響いた。

 施設は市が同区関場一丁目に整備した。延べ床面積約千四百平方メートルの二棟構造で、ネット遊具や滑り台など体を思い切り動かせるエリアと、静かにリラックスしながら遊べるエリアがある。スポーツ施設などを管理運営する「フクシ・エンタープライズ」(東京都江東区)が指定管理者を務める。

 開所式で門馬和夫市長は「子育て世代に選ばれるまちづくりを進めていく」と語った。

 小高区の主婦石川佳小里さん(40)は長男新之助君(6つ)、次男建志ちゃん(4つ)と一緒に訪れた。「家や学校に近く屋内型なので雨の日も安心して遊ばせられる」と喜んでいた。

 小学生以下が無料で利用できる。入れ替え制で、一部は午前十時から同十一時半まで、二部は午後一時から同二時半まで、三部は午後三時から同四時半まで。毎週火曜日は休館。

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