兵庫の教員が福島県内訪問 双葉の伝承館など見学
福島市のNPO法人チームふくしまが展開する「福島ひまわり里親プロジェクト」に協力している兵庫県の東洋大姫路高の教員は三日、双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館や富岡町の東京電力廃炉資料館などを訪れた。六月に実施予定の修学旅行の下見として訪問した。
同校は二〇一七(平成二十九)年から福島ひまわり里親プロジェクトに参加している。活動を通して生徒たちの福島県への関心が高まり、修学旅行先に選んだ。
チームふくしまの支倉文江理事(55)が、東洋大姫路高二学年担任の桑平清志教諭(44)と同学年主任の広岡仁教諭(60)を案内した。桑平教諭は「当事者意識を持ち、福島で起こったことを自分の目で確認してほしい」と生徒たちへの期待を語った。四日はいわき市のスパリゾートハワイアンズとJヴィレッジ(楢葉・広野町)を訪ねる。