村と立地協定締結 飯舘バイオパートナーズ 木質バイオマス発電

 

 飯舘村は六日、村内蕨平(わらびだいら)行政区に整備する木質バイオマス発電施設に関し、飯舘バイオパートナーズ(本社・飯舘村)と立地協定を結んだ。同社は地元から二十二人の雇用を想定しており、二〇二四(令和六)年春の運転開始を目指す。 

 同社は昨年六月、熊谷組、神鋼環境ソリューション、東京電力ホールディングス、東京パワーテクノロジーの出資で設立された。県内を中心に国内産の樹皮や間伐材などを燃料とした発電事業に取り組み、東北電力に売電する。発電出力は七千五百キロワットで、年間で一般家庭約一万六千六百世帯分に相当する。整備予定地は環境省の除染廃棄物仮設焼却施設の跡地。 

 協定締結式は六日、村交流センターふれ愛館で行われた。杉岡誠村長と同社の梶山雅生社長が協定書を交わした。蕨平行政区の志賀三男区長が立ち会った。 

 杉岡村長は「復興や脱炭素社会の推進などに貢献できる」と期待した。 

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