自宅療養最多112人 1人死亡31人感染 新型コロナ(16日県発表分)
県は新型コロナウイルス感染で県内の医療機関に入院していた七十代男性の死亡と、三十一人の新型コロナ感染が確認されたと十六日発表した。自宅療養者数は百十二人となり、前日発表の百九人を上回り過去最多を更新した。病床が逼迫(ひっぱく)する中、より治療が必要な人が入院できるよう、自宅療養に振り向けるケースが増えている実態が浮き彫りとなっている。
県の確保病床四百六十九床の使用率は84・0%(前日比6・6ポイント減)と逼迫状態が続いており、医療提供体制は依然として危機的状況にある。
県内の感染状況の判断指標は【表】の通り。七つの指標のうち「病床使用率」「人口十万人当たりの全療養者数」の二つが感染状況が最も深刻なステージ4(爆発的感染拡大)、「重症者用病床の使用率」「人口十万人当たりの新規感染者数」の二つがステージ3(感染急増)の水準となっている。
七十代男性は十四日に死亡した。新規感染者三十一人の陽性は十五日までに判明した。三十一人のうち十一人は感染経路が分かっていない。県内の死者は累計百三十一人、感染者は四千二百四十五人となった。
県発表の三十一人の内訳は次の通り。
▼いわき市・8人▼会津若松市・6人▼郡山市・6人▼二本松市・3人▼福島市・2人▼喜多方市・2人▼須賀川市・1人▼南相馬市・1人▼大玉村・1人▼小野町・1人