全日本合唱コンクール 2年ぶり大会開催へ 全日本連盟
全日本合唱連盟は十六日、東京都で総会を開き、今年度の全日本合唱コンクール全国大会の開催を決めた。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となったため、二年ぶりの開催となる。
中学校・高校部門は大分県のiichiko総合文化センターで十月三十、三十一の両日、小学校部門は埼玉県の所沢市民文化センターミューズで十一月六日、大学職場一般部門は岡山県の岡山シンフォニーホールで十一月二十、二十一の両日に開く。具体的な新型コロナ対策などについては感染状況を見ながら検討する。
全日本合唱連盟常務理事の菅野正美県合唱連盟理事長は総会終了後、福島民報社の取材に対し、「芸術文化は人間の生活になくてはならないもの。出演者のために開催に向け尽力する」と述べた。
総会では今年度の各種事業計画や予算案なども承認した。
全日本合唱コンクールは一九四八(昭和二十三)年に始まり、例年、全国から約千五百団体が参加している。
■NHK全国学校音楽コン、総文例年規模で
県内から多くの生徒が参加する合唱のNHK全国学校音楽コンクール、全国高等学校総合文化祭(総文)はいずれも、感染対策を講じながら今年度の大会を例年通りの規模で開催する予定となっている。
NHK全国学校音楽コンクールの全国コンクールは東京都の府中の森芸術劇場で十一月六、七の両日、総文は和歌山県で七月三十一日から八月六日まで開かれる。
全日本吹奏楽コンクールの開催については、主催の全日本吹奏楽連盟が二十八日に開く総会で対応を協議する。関係者によると、生徒らが会場で演奏する従来の形態での開催を目指しているという。