高齢者ワクチン接種、完了前倒し いわき市 体制強化し7月末に 新型コロナ
いわき市は十八日、市内で実施している高齢者向けの新型コロナウイルスワクチンの集団接種について、今月中にも体制を強化し、九月中としていた接種完了時期を七月末に前倒しする方針を明らかにした。
市は、これまで一日当たり約四百八十人が接種を受けている市内の屋内多目的広場いわきグリーンベースの配置を見直し、従来の四レーンから八レーンにブースを拡大する。
市内約七十の医療機関から集団接種会場に派遣されている医療従事者についても市医師会と協力して増員を図るほか、別の公共施設を接種会場として確保する方針。
高齢者へのワクチン接種を七月中に終えたい国の意向を踏まえた対応で、十八日に記者会見した清水敏男市長は「ワクチン接種がコロナ収束の鍵だ」と強調。市医師会の木村守和会長は「打ち手の確保などに全力で協力したい」と話した。
■福島市、予約枠2000人分追加
福島市は二十日午前九時から新型コロナウイルスワクチンの予約枠を二千人分追加する。追加分は集団接種会場のNCVふくしまアリーナ(市体育館)の二十四日から七月三十一日までの予約枠。
市は各医療機関の個別接種の予約枠も調整が付き次第、順次追加する方針。