東日本大震災時の警察通信 活動内容まとめる 東北管区警察局

 

 東北管区警察局は十六日、東日本大震災時の情報通信部職員の活動をまとめた「東日本大震災 警察通信活動の記憶」を発行した。

 震災発生当時、福島県内で勤務していた七人を含む、職員四十四人の手記を収めている。巨大地震に伴う停電で民間通信網が途絶える中、電話回線や無線設備の整備、災害現場映像の配信などに奔走した職員の活動内容や思いがつづられている。

 震災の風化防止と活動の周知を目的に、同局ホームページに掲載するとともに関係機関に配布した。

 同局情報通信部通信庶務課の坂下浩一調査官は「警察活動を陰で支え、福島復興に尽力した職員の思いに触れてほしい。震災と原発事故に対応した記録とともに、将来に語り継いでいきたい」と語った。

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