新しい魅力提案 福島・浪江 町商工会青年部とふたば未来学園中・高
福島県浪江町商工会青年部とふたば未来学園中・高の生徒は十九日、町商工会館と道の駅なみえで浪江町の新しい魅力づくりについて考えるセミナーを開いた。高校生が地域活性化に向けてアイデアを出し合った。
同校の探求学習の一環。広野町のNPO法人ハッピーロードネットの協力。中学一年生二人、高校三年生八人が参加した。
生徒たちはマーケティングについて学び、顧客に選ばれるような商品を作る方法などを考えた。続いて大堀相馬焼やなみえ焼そば、十年ぶりに町で醸造を再開した鈴木酒造店が造る日本酒「磐城壽(いわきことぶき)」など、浪江町の特産品について理解を深めた。
生徒たちは班ごとに話し合い、自分たちで考えた町の魅力を伝える商品やサービスを発表した。甘酒を使ったスイーツの開発、花を生かしたまちづくりなどの提案が出された。
参加した荒川礼奈さん(17)=ふたば未来学園高三年=は「浪江町の魅力について楽しみながら考えることができた。新商品の誕生につながるようなアイデアを出し続けたい」と話した。