東京での巨大人形モッコ披露は無観客に 福島・郡山市出身の箭内道彦さんが歌詞担当
東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興をテーマに、17日に東京都で開かれる東京五輪・パラリンピックの公式文化プログラム「東京2020NIPPONフェスティバル」は無観客となる。福島、岩手、宮城の被災3県で巨大人形「モッコ」を披露してきた事業で、当日の様子は特設サイトからライブ配信する。
大会組織委員会が12日、発表した。新型コロナウイルス感染拡大により東京都に4度目の緊急事態宣言が発令されたのを踏まえ判断した。計画していた東北6市の祭りが集う「東北絆まつり連携プログラム」も中止する。モッコを披露した事業は福島、宮城両県での開催も新型コロナの影響で無観客だった。
17日のフェスティバルは午後5時30分から。モッコの展示に加え、復興への思いを込めた楽曲「とうほくの幸」をお披露目する。被災3県から集まったメッセージを基に、福島県郡山市出身のクリエイティブディレクター箭内道彦さんが歌詞を制作した。
モッコは箭内さんが監修し、南相馬市の原町二小の児童がデザインに関わった。