宇宙から帰還のエゴマ 福島県飯舘村に引き渡し 東北復興ミッション

 

 国際宇宙ステーションに東日本大震災の被災地から集めた農産物の種などを打ち上げる復興事業「東北復興宇宙ミッション2021」に参加した福島県飯舘村のエゴマが23日、村に届けられた。

 事業の事務局を務める一般財団法人ワンアース(茨城県)の長谷川洋一代表理事が村役場を訪れ、杉岡誠村長にエゴマを手渡した。杉岡村長は「村の魅力発信につながるよう、しっかりと育てたい」とあいさつした。いいたて結い農園の長正増夫代表、地元農家の斎藤次男さんが同席した。エゴマは来春、村内の畑に作付けする。

 ミッションでは被災3県の市町村から寄せられた記念品がロケットで国際宇宙ステーションに届けられ、37日間の宇宙滞在を経て、地球に帰還した。

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