育て食の担い手! アフターコロナ見据え 福島県いわき市でウェブセミナー
オンラインで食物が健康に与える好影響について説明する平教授
2022/02/17 21:08
福島県いわき市で活躍する食の人材・リーダーを育成する「アフターコロナを見据えた食の担い手応援事業」総括ウェブセミナーは17日、市内のワシントンホテル椿山荘と各地をオンラインで結び開かれた。受講生は食と地域の関わり方を考えた。
福島大食農学類の平修教授は「食の力で地域を元気にする」と題して基調講演した。県内産のコメ、あんぽ柿の栄養成分を可視化した画像を示し、食物が健康に与える好影響を解説した。
続いて国見町で農産物流通や6次化商品開発を手掛けている「陽と人」の小林味愛社長が出演した。新事業を軌道に乗せる注意点や商品開発の課題など、受講者から寄せられた質問に回答した。
只見町の焼酎メーカー「ねっか」の脇坂斉弘代表社員が、過疎化や雇用問題の解消に向けて同社を設立した経緯を説明した。自身の経験を振り返り、地域や行政と連携する重要性を訴えた。
セミナーは県いわき地方振興局の主催。福島民報社が事務局を務めた。