伝承館の展示物を見学する参加者

2022/02/26 09:40

　日本旅行業協会（ＪＡＴＡ）は２５日、双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館と富岡町を訪問した。

　ＪＡＴＡが主催する東北地方の復興支援活動「ＪＡＴＡの道プロジェクト」の一環で、観光による交流を活発にし、地域経済を振興する狙い。環境省が整備した自然歩道「みちのく潮風トレイル」を活用し、ＪＡＴＡの会員会社が実地踏査に取り組む。

　伝承館ではスタッフの説明を受けながら見学し、展示物を写真に収めるなどした。この後、富岡町でＪＲ夜ノ森駅周辺の住宅地を見て回ったほか、ＮＰＯ法人「富岡町３・１１を語る会」で語り部を務める渡辺好さんの講演を聴いた。

　ＪＡＴＡ社会貢献委員会の坂元隆委員長は「参加者には、今回の訪問で学んだことを今後の誘客に生かしてほしい」と話した。