福島県いわき舞台のアニメ総仕上げ 4月に発表 制作講座が最終回
オンラインで行われたアニメ制作の講義(1)
2022/03/21 21:02
オンラインで行われたアニメ制作の講義(2)
若者が福島県いわき市を舞台にしたアニメ作りを学ぶ講座の最終回は21日、市内のいわき産業創造館などで行われた。受講生が2年間かけて制作してきたアニメに声を入れて仕上げた。4月、市内のアリオスで開かれる報告会で披露される。
いわきアカデミア推進協議会の「若者による映像コンテンツ制作発信事業」の一環で、2020(令和2)年10月に開講した。市内の高校生や福島高専生、大学生ら約30人が受講し、アニメ制作会社ガイナの浅尾芳宣社長らからシナリオの書き方や作画、映像編集などを学んできた。
作品は5~6分程度で、テーマは「お湯に願いを!」。犬が人間となり、いわき湯本温泉の活気を取り戻すために奮闘する物語だ。参加者は声優と一緒にオンラインでアフレコにも挑戦した。
講座最終回では編集・撮影監督などとしてガイナの作品制作に関わる佐藤貴雄氏をゲストに招き、アニメに音を入れる作業をした。受講生は佐藤氏の作業を見ながら、理解を深めていた。