富岡小・中が開校 統合前4校の歴史受け継ぎ前進 福島県富岡町

 

開校式に臨む児童生徒。大友さんが作曲した校歌を披露した

 

2022/04/07 09:45

 

 福島県富岡町の富岡一、二小と富岡一、二中をそれぞれ統合した富岡小と富岡中の開校式が6日、同校で行われ、児童生徒が新たな歴史の一歩を踏み出した。

 小学2年生から6年生と中学2、3年生、教職員、町関係者らが出席した。岩崎秀一町教育長が開校を宣言し、代表の児童生徒に校旗を授与した。武内雅之校長が「統合前の4校が紡いできた歴史を受け継ぎ、まい進する。夢を持って活動しよう」と式辞を述べた。

 児童を代表して小学6年生の冨永瑠唯さんと中学3年の渡部喜羽さんが開校への抱負を語った。

 福島市育ちの音楽家大友良英さんが登壇し、自身が作詞作曲した両校の校歌について語った。校歌の歌詞には桜や海、町の鳥であるセキレイを盛り込み、豊かな自然の中で夢に向かって歩んでいく子どもたちの姿を表現した。児童生徒がマスクを着用しながら音楽に合わせて校歌を披露した。

 富岡小・中は富岡一中の校舎を使用した併設型の小中一貫校となる。

   ◇  ◇

 開校式後、両校の入学式が行われ、小学生8人、中学生7人が仲間入りした。新入生を代表して中学1年の渡辺陽葵さんが誓いの言葉を述べた。新入生を含め、富岡小が35人、富岡中が21人となる。

 

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