東日本大震災犠牲者の鎮魂祈る 福島県いわき市 最後の「千度大祓」
震災の犠牲者のために「大祓詞」を奉唱する参加者
2022/07/18 07:03
東日本大震災で犠牲となった御霊(みたま)の鎮魂を祈る第10回「千度大祓(おおはらい)」は17日、福島県いわき市の小名浜潮目交流館で行われた。
鎮魂と早期復興を祈り、いわき大祓の会が2011(平成23)年から続け今回で最後になる。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2度延期され、3年ぶりの開催となった。
県内外の神職ら約100人が参加した。慰霊祭を執り行った後、震災で失われた全ての生命のために「大祓詞」を一巻奉唱した。浪江町の請戸芸能保存会も田植え踊りを奉納した。
いわき大祓の会の里見潤会長は「震災を経験し、何かできないかと思い始めた。多くの参加に感謝する」とあいさつした。