高校生が県内の現状理解 福島県いわき 国際放射線防護ワークショップ
小名浜魚市場で説明を受ける高校生
2022/08/01 21:17
福島県内の高校生による「2022国際高校生放射線防護ワークショップ」は1日、福島県いわき市で始まった。
安積高が中心となり、東京電力福島第一原発事故から11年を経た県内の現状を理解する目的で企画した。例年は国内外の高校生が集うが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って対象を県内に絞り、安積、福島、ふたば未来学園の3校から8人が参加している。
参加者は小名浜魚市場で、水揚げされた魚の放射線物質検査などについて説明を受けた。県水産海洋研究センターやアクアマリンふくしまなども訪れた。
2日は東京電力福島第一原発、3日は飯舘村の長泥地区再生土壌利用実験事業施設などを訪れる。10月に福島市でワークショップの発表会を開き、来年5月ごろに海外の生徒とオンラインで交流する。