週1回のマルシェに笑顔 福島県会津若松市 避難の大熊町民と市民ら交流も
来場を呼びかける(左から)荒井さんと斉藤さん
2022/08/09 21:10
福島県大熊町民らが住む福島県会津若松市の年貢町団地1号棟で毎週火曜日午前11時から正午まで、新鮮野菜や果物を販売する「ねんぐマルシェ」を繰り広げている。町民と地元住民の交流の場にもなり、笑顔が広がっている。
年貢町団地1、2、3号棟の主催。車の運転が難しかったり、高齢で歩くのが困難だったりする団地住民のため昨年12月に始まった。地元農家が栽培する採れたての玉ネギやトマト、キュウリ、ナス、桃などが安く販売されており、団地外の住民らも訪れている。
毎週月曜日午後3時から同4時まで、おにぎりや総菜を販売する「サロンひまわり広場」を繰り広げている。金曜日午後2時から同3時までは食料品や日用品の移動販売車が訪れる。
マルシェの代表で、年貢町団地1号棟自治会長の荒井覚さんは「短時間だが、町民や市民が集まって会話が弾む場になっている。新鮮な農産物を多くの人に味わってほしい」と話す。サロンの代表斉藤久美子さんは「住民たちのつながりを大切にしていきたい。マルシェやサロンがコミュニケーションの架け橋になればうれしい」と語っている。