ウクライナの学生が被災地視察 27日まで福島県双葉町など訪問
東日本大震災・原子力災害伝承館を見学するウクライナの学生
2022/08/26 17:47
ロシアの軍事侵攻により避難し、長崎大に通うウクライナの学生は27日まで、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の被災地を訪れている。26日は福島県双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館で福島県の復興の現状を学び、平和の重要性を考えた。
ウクライナの学生ら11人が被災地視察研修として実施している。伝承館では高村昇館長から英語で案内を受け、震災の津波で流された郵便ポストや第一原発の模型、原発事故の水素爆発の様子や避難生活の状況をまとめた映像などを見て回った。高村館長の講演を聴き、意見交換もした。
ベズーラ・マリアさん(18)は「福島の復興に向けた動きを学ぶことができた。戦争が早く終わり、母国でも復興の道を歩んでほしい」と願った。
27日は川内村のドローンパーク川内を見学する。