ふるさと納税の返礼品はオオクワガタ 福島県田村市が採用
ふるさと納税の返礼品になった、オオクワガタの飼育セット
2022/11/02 09:41
「昆虫の聖地」を目指す福島県田村市は、ふるさと納税の返礼品に市常葉振興公社が養殖した市内生まれのオオクワガタを採用した。
雄と雌のペアで、飼育ケースと飼育マット、産卵木などがセット。雄は大きさ70ミリ以上を厳選した。飼育説明書が付き、初心者でも卵を産ませることができる。2万4千円以上の寄付で申し込める。最初の年となる今期は11月末まで順次、発送する。
公社はカブトムシの展示施設「ムシムシランド」を管理・運営しており、昨年から県内産のオオクワガタを元に養殖を再開した。合併前の旧常葉町時代に挑戦した際は軌道に乗らなかったが、今回は順調に数を増やしている。しっかりした大きさの成虫が次々に羽化している。
市は以前から、カブトムシの幼虫観察セットを返礼品にしている。昆虫はこれで二つ目となる。