遠藤純(白河出身)千葉玲海菜(いわき出身)選出 W杯なでしこ代表決定 福島県関係は計6人
代表に選出され、ポーズを取る千葉の千葉玲海菜選手=13日午後、千葉市
2023/06/14 09:17
日本サッカー協会は13日、オーストラリアとニュージーランドの共催で7月20日に開幕する女子ワールドカップ(W杯)に臨む日本代表「なでしこジャパン」23人を発表した。福島県出身ではMF遠藤純選手(23)=米国エンゼルシティー、白河市出身=、FW千葉玲海菜(れみな)選手(24)=WEリーグ・千葉、いわき市出身=が選ばれた。遠藤選手は前回フランス大会から2大会連続、千葉選手は初のW杯となる。
遠藤選手は2019年のフランス大会にチーム最年少の18歳で選出され、2021(令和3)年夏の東京五輪にも出場した。五輪後、国内女子プロリーグのWEリーグ・日テレ東京Vから米国プロリーグのNWSL・エンゼルシティーに移籍した。
白河一小を卒業後、静岡県御殿場市が拠点となっているJFAアカデミー福島に進んだ。中学3年時にU―16(16歳以下)で年代別の日本代表に初選出。2018(平成30)年8月のU―20(20歳以下)W杯で日本の初優勝に貢献するなど育成年代から実績を積み、同年10月になでしこジャパンに初めて招集された。代表では通算33試合出場、3得点。
千葉選手は平三小1年でいわき市の「すずかけサッカースポ少」でサッカーを始め、平三中時代は「リベルダード磐城」に所属。高校は女子サッカーの名門・藤枝順心高(静岡)に進んだ。筑波大在学中からジェフユナイテッド市原・千葉レディースの特別指定選手として旧なでしこリーグ、WEリーグで4年間プレーし、卒業後は千葉に加入した。昨年の東アジア選手権などで頭角を現し、W杯代表の座を射止めた。代表では通算4試合出場、2得点。
大会には32チームが出場する。1次リーグは4チームずつ8組に分かれ、総当たりで競う。C組の日本は7月22日にザンビア、26日にコスタリカ、31日にスペインと対戦する。上位2チームが決勝トーナメントに進む。
日本は東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の発生直後の2011年のドイツ大会で初優勝し、2015年のカナダ大会は準優勝。高倉麻子監督(福島市出身)が率いた前回大会は16強だった。2021年に就任した池田太監督の下、3大会ぶり2度目の頂点を目指す。
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福島県関係ではこの他、いずれもJFAアカデミー福島出身のGK平尾知佳選手(26)=新潟=、DF三宅史織選手(27)=神戸=、DF守屋都弥選手(26)=同=、DF石川璃音選手(19)=浦和=が選ばれた。平尾選手と三宅選手は2大会連続、守屋選手と石川選手は初のW杯代表入り。